“魔綺のエッセイ「金玉食堂・改」その9,10”
《注・このコーナーは時にHの刺激が強いので。心して読むように……。魔綺。》
7月12日「昔昔の思いで。」
それは昔。魔綺は酷いフケ症だった頃。魔綺は、なにを思ったのか、その毎日毎日頭から出るフヶをカラになった透明ビンの中に入れてコレクションしていた時だった……。
数カ月経って、そのビンの中を、しみじみのぞいてみると……。“うっ!!!!”と、思った。
なんと、“小さな白いだんご虫のようなものが、うじゃうじゃとわいていた!!! ”……のだった。
7月13日。「冥土のみやげ。」
来る日も来る日も、御遺体さまを見続けていると、ふと思うことがある。
『人は死ぬと、魂は、どこへ逝くのだろうか??』という、素朴な疑問である。
遺体となる前の人は、当然、生きている間、
“凡夫(ぼんぷ・現世の人間)”として生きて、笑ったり泣いたり怒ったりして、その人生をおうかしたことであっただろう……。
そこで魔綺は、また思った。
『人は死ぬとき、その人の記憶も、冥土へのみやげとして、その魂とともに逝くのだろうか??』という、そのまた素朴な疑問である。
『死ねば当然。その記憶を溜め込んでいた脳味噌も棄てて行くのである……。 』
……そこまで考えると、魔綺は、また考えて込んでしまった。
『すると、人の魂は“涅槃(ねはん・何も無い所)”へ逝くのだろうか??』
つまり、何もかも無くなってしまうのである。……やっぱりわからない。
「死とは、一体何なのだ?? 」という話であった。
7月16日。「IQとEQ。」
『人間はIQは確かに高いらしいが、EQは、この地上に住む、どの生き物よりも低いのでわないか!!! 』
と、思うことがある……。
つまり、同族の他者の気持ちを読み取る。つまり気が読めない。鈍い。生き物だと言うことである。
つまり、人によってはそれはそれはまちまちでわあるが、おおむね人間は、他者に対しての気持ちの読み取りが鈍い。ということである。
なぜなら、虫でも鳥でも、ほ乳類でもそうだが、かれらは言語が極端に少ないのだが、それでも意思の疏通(そつう・意思が通じること)がしっかり出来るようなのだ。
だがしかし、人間は“鈍い!!”
何をどう伝えようとしても、言葉とゼスチャーだけでは、なかなか自分の意思が、他人に伝わりにくいのである。誤解さえされたりする。何なんだこれわ??
これは、本当に困ったことである。
やはり人間は、EQがひどく低いのであろうか??
7月24日。「最遊記リロードブラスト」
気がついたら。アニメのラッシュである。12、3本で一段落の作品が、季節ごとに約30本も放送されている。
魔綺は、今日日「最遊記」のシリーズにはまっている。
これはおもしろい。セリフが、めちゃ絶妙である。
最近の魔綺であった。
7月26日。「少子化の原因って……、」
『生き物にとっての大切なもの“本能”が、世間の生活のシステム化、近代化が進み過ぎて、忘れられてしまったのでわないか?? 』などと思う。
かのイエス・キリストは、新約聖書の中で、
「どんな悪人であっても、自分の子供だけは大事にする。パンを欲しがる自分の子供に、蛇を与える親などいるものではない。」などとある。
でも現実。現在の親たちは、どうやら自分の子供をどう扱って良いのかよく解らないようである。
……ときに現代の親は、蛇をわが子に与えてしまったりするのである。
その結果。世の人は、親になりたがらないのである。
たぶん現在。魂の大切さより、親子の絆より、経済のほうが、より大事になってしまっているのである。(そりゃ、日々の糧は、絶対必要なことだけれども……、)
現状。親は、どう自分の子供を愛しているのかも、わが子に伝えられないでいるのである。
子供も、親の真意が良く解らないままに、生きて育っているのである。
魔綺は思う。
「人よ!! 我が生きざまを、自然のあるべき姿に戻せ!!」なのである。
7月27日「人の才能は、生きて行くための武器である。」
人が持つ個々の才能は。それはそれは、善にも悪にも使えるものだと思うし。
使い方によっては、自分を自滅させてしまう事さえある。
「人よ、才能こそは武器である!!!!」まる。
(好きこそものの上手なれ。とゆーことわざがあるでしょ、好きなことはソレ才能の現われなのよん、)
7月27日。「まったくもって、政治家の言いたまえることは……、」
政治家どもの言うことには、
「少子化の改善。」と「男も女も皆、社会へ出て働け。」と国民に求めるものである。
しかしこれは、たがいに矛盾しているものである。
『小さい子供がいる家庭において、だれがその小さき子供の養育をするものなのだ?? 』
などと、魔綺は思うのである……。
(現実、託児所は少ないのよ−。乳母さんを職業にする人もいないわねー。)
7月29日。「白人には、包茎の男が多いらしい。」
ユダヤ人のいにしえの神、ヤハウェイは。
「あなたたちとの契約の証に。皮の一部を切り取りなさい。私はあなたたちの子孫を繁栄させる。」と言われたのであった。
“皮 ”とは、あの“ちんこのさきっぽにある皮”なのだ。
それは大抵の場合。新生児のうちに切り取る。らしい……、
現状。黒人には包茎男が、超少ないらしい……。
つまりそれは、白人(ユダヤ人も白人)にとって、子孫繁栄のためには、ハンデになりかねないのだ。
なんと合理的!!! 昔人はワンダフル!!!
所で。
現状、ユダヤ人以外の人で……。
大人になってしまっていても、そのまんま包茎が治らず、包茎をかかえてしまっていたのなら、
その者はどこの医者にかかれば良いのだろう……。
そこで、魔綺の疑問。泌尿器科か? 美容整形外科か? それとも形成外科か?
包茎手術は、ええおとうちゃんになるための儀式である!!!
7月30日。「来る日も来る日も、牛乳パックを乾かして……。」
飲み干した後。洗って、切って、乾かして、重ねて。ソレと一緒にプラボトルも溜め込んで。
月に2回、回収日を待つ。そして朝になったら収集所に出す。
ああ……。
アメリカと中国は、日々炭酸ガスを大量に出しているとゆーのに、
魔綺は、いったいどれだけ、地球の温暖化に貢献しているものであろうか……、
自分が日々していることが、なにかこー、むなしくなる今日この頃……。
7月30日。「温故知新。」
……という言葉が、中国にある。
日本は近代。近代化を進めようとして、道路を作るために神社を壊したり、墓地を壊してたくさんの学校を作ったり、山を削って杉の木だらけの山にしてみたり、核家族を推進するために都会に団地をたくさん作ったり。
その結果。アレルギー症。田舎の過疎化。日本人の人間性、道徳感の欠落。少子化なのだろうと思う……。
まあ少子化は、人の数が増え過ぎた反動のせいだとは思うけれども……、(山地だらけの日本列島に1億3千万人は多すぎるのかも……、)
『それは、人々が、人の原点たる“自然の営み”を忘れてしまって、昔昔の“生活の価値観”をかえりみなくなってしまったせいではなかろうか?? 』と、魔綺は思うのだ。
『現在も大切だけれども、過去をかえりみることも大切である。 』と、思うのだ。
ここで話は変わるが、『現在の中国は最近変である。』……と思う。
お隣の中国には、いにしえから伝わる、あらゆる文化の美があるのに、それをブランド化していないのだ。
文学。哲学。芸能。絵画。建物。習字。せともの。宝飾や織物。化粧品や漢方。……などである。
何か彼らは、諸外国の文化を欲しかってばかりいる。
そして、諸外国の真似ばかりして、国家の経済の収入ばかりに気をとられているように思える。
“ 温故知新。”という言葉があるが、
かれらも日本と同じ道を歩んでしまって、大切な“生活の質”を無にしてしまっているのでは無いだろうか??
ゆめゆめ疑うことなかれ。
崩れてしまった人間性の国家の、真似だけはしないでおいて欲しいと思う……。
次回の「金玉食堂・改」を、乞う御期待。
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