○ACT3“真・家畜人ヤプー・リリスの帝国編”第32話・第33話○
確か記憶では、そのはずだった。何だか記憶が、ぷっつりと途切れている。
今日は、クララとウイリアムの“新婚旅行”の日である。
“イース”では、結婚式の前に“新婚旅行”を行う“習慣”があるらしい。
なぜならイースでは。“新婚初夜”で“花婿”が、“花婿の手筐(はなむこのてばこ)”や“ボンボン”が上手に作れなければ、結婚は“樹立”されないしきたりになっているからである……。
クララとウイリアムの旅行先は。アルファーケンタウリ星系・第4惑星。
最初のイースの礎(いしづえ)ともいうべき惑星“テラ・ノヴァ”。
現在では、“建国2000年”の歴史を誇る、人口約20万を数える“一大都市惑星”と化していた。
地球人が乗り込んで、歴史があまり古くないような惑星でも。
“名所旧跡”や、最新設備の整った“アミューズメントパーク”が、この惑星にはたくさんあった。
“テラ・ノヴァ”が誇る。惑星の首都。その中心地は“トライゴン”。
ここに“イース貴族御用達”の高級ホテル“ロイヤル・ヒルトン”があった。
広大な庭付きに、数匹の孔雀と、おとなしい像が飼われていた。
室内ジャグジーに野外プール“フード・ディスペンサー(食品複製機)”に“リプロデューサー(物質複製機)”。
食へ物も、着る物も何でも“特急品”が即座にあつらえられる。それに、“バーチャル・ホログラムスペース”付きルーム。
客間は全部で8室ついていた。長期滞在も可能で、近くに、野生動物の姿に似せて“奇形化”させた“食用ヤプー”の“専用狩り場”もある。
“エクウス(地球産の馬・ここでは乗馬用)”を飼う厩(うまや)や、賃貸畜人犬(ネアンデルタール・ハウント)まで付いていて、これが標準型2人用の“スイートルーム”である。
(注・地球から連れて来られた野生およびペット動物類は、超希少価値が高く。現在イースでは、貴族や学者などにかぎり、わずか飼育されているのみである。
現在平民たちが所有するヤプー以外のペット類は、大抵が、人工のクローンによる生命体である。)
クララはリンを連れて、ウイリアムと共に、ここ“ホテル”の自室へやって来ると。
クララは、「結構いい部屋ね。ベッドルームからの見晴らしがすばらしいわ!!!」
と。言いつつ。
着ていた上着をポーンと、ベッドの上に投げ上げ。
「まず、お風呂に入りたいわ!!!」と言いながら。奴隷を呼び出し、さっさと裸になると、室内の中央正面に設えられたジャグジーに、とぷんと漬かった。
その後……。
クララの衣服をたたみながら、ベッドの真ん中にちょこんと座る、ウイリアム。
ピンクのまあるいベッド……。なるほど、ベッドルームからの外の見晴らしは、美しい。
緑の草原に、緑の森林。遠くには、白い帆が並ぶ人工池も見える。
ウイリアムのそば、床に鎮座正座するリン。
ウイリアムが、クララに言った。
「したくなっちゃったー♪! リンを“セッチン”に使ってもいいー♪?!」
隣の部屋から、クララの声が響く。
「いいわよー♪」
当時にリン。内心真時に思う……。
『クララの“黄金”は食べてもいいけれども。ウイリアムの“糞”は嫌だなあ……。』
ウイリアム「リンは等身大、肉セッチンだろー。これ“ロー・ヤプー”だろー!!“フル・ネルソン形(逆海老固めの格好にしておいて、リンの口腔をウイリアムの尻の穴の位置に下げながら排便する方法)”で、試してもいいかなー?!」
クララ「いいわよ、ダーリン♪!」
嬉しそうに微笑むウイリアムに。おびえる“家畜人リン”。
クララ専用の“個畜”に対して、あまりにも薄情なるクララ……。
間もなくすると、緑隷がやって来て、リンをベッドの側に付いている、家畜人固定用の杭に両足を縛り付けると、そそと部屋の外へ出て行った。
ウイリアムがリンに言った。
「僕がうんこをしている途中で、動かれたら困るねん。」
リン、思う。
『ホテル据え付けの“読心家具”の“セッチン”を使えばいいじやーんん!! なんでー、僕の口を使うのおおーっ!! く、クララ様ーっ!!』
いかにも嬉しそうに、リンの身体を逆海老固めにしながら、ウイリアム。
「僕。糞、いっぺん“リン”でしてみたかったねんんー♪」
リンの反り返った背中が痛い……。両手で身体を支えるリン。即座にブリーフをベッドの上に脱ぎ捨て、嬉しそうにリンの顔面にまたがるウイリアム。
やがて、象牙のように白く美しい無毛(足毛を剃っているため)のウイリアムの太ももが、リンの頭を挟み込む。
ちなみに、現在のウイリアムは、真っ赤なミニスカートをはいている。
間もなく。ふわりとリンの頭部をウイリアムのミニスカートが覆う。
男の股間の匂いと、パピュームコロンの花の香りが入り交じって“ぶん”とする。
ウイリアムの逸物が、リンの眼にまんじりと見える。
リンのより遥かに長くて太い……。しかし、少し包茎気味である……。陰茎の軸の色は、またしも象牙の白。亀頭は、ほんのりピンクで美しい……。
そいつがリンの額に、ぱちこんと乗せられる。茶色みかかって縮れた金髪の陰毛……。そいつがリンの鼻をくすぐる。
ウイリアムの垂れ下がる2つの金玉が、閉じられたリンの双方の瞼の上に、丁度ひんやりと広かって乗り、冷たい。
ちなみに、日本人には。小便と大便を同時にこなす“特技”があるようだが。白人には無い。ちゃんと白人は、大便と小便とは別々にこなすようである。
今回のリンは、ウイリアムの“大便”に“奉仕”しなければならないらしく。ウイリアムの肛門が、ぴったりとリンの唇に密着した。
絶妙なる、タイミングである。
ウイリアムは。さすが以前から“ロー・ヤプー”の“セッチン(肉便器)調教”を何度もこなしていた、強者であるらしい……。リンへの扱いは実に手慣れていた。
ただ。ウイリアムは、この“フル・ネルソン型”で、今までに何匹もの“ロー・ヤプー”の背骨を折り“ショック死”させていたのであった……。
ウイリアムの全“70キロ”の巨体が、リンの背骨に、のしかかる……。
ウイリアム曰く。「結構、このヤプー。“身体”柔らかいじゃん!!」
リンはひそかに思った……。『“柔らかいんじゃなく、脆(もろ)いんじゃ!!”』
ちなみに、貴族の垂れる“大便”は。特にヤプーの世界では“御糞(ミクソ)”言い。特に喜ばれ、珍重される。
なぜなら“イース貴族たち”は、誰しも“長寿の珍味”や、希少価値の非常に高い、宇宙各地から取り寄せた“超健康食品”を、普段からよく食べているからである。
これらの“食品”は、たとえ糞になっても“長命効果”や“寿養効果”が、まだまだ糞の中に、たっぷり残っているもののようで……。……ゆえに、平民の糞などとは比べ物にならない程の“薬理的価値”もあり、この種の糞を食べる“ヤプー族”のみは、一匹残らず、皆一応にして“健康良好”で、“不老長寿”なのである。
リンは今。伯爵子息の“ウイリアム”の糞を嫌がっているが。しかしこれは“本物”の、年期の入った“ヤプー族”からみれば、とてつもなく、もったいない思考なのであった。
間もなく。ウイリアムに抱き付こうと、濡れた身体のままジャグジーから上がってくるクララ。
ウイリアムはまだも、リンの上に跨がったままである。
お、重い……。
ウイリアムとクララの抱きつく下には、丁度リンが“海老の字固め”のまま、のけ反っていた……。ウイリアム70キログラム。プラス、クララ60キログラム……。
すべての重みが、リンの背骨の一カ所にのしかかった……。“ポキリ!!”
鈍い“背骨”の“折れる音”と……。
ウイリアムの言葉……。「あっ!!!“折っちゃったー”!!!!」
ほぼ“ショック死”寸前の、リンは咄嗟に思った。
『わざと“折り”やがったな!!!!』と。 2009'7'24'
原文・2001年。
2009年7月 アップロード。
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☆ACT3“真・家畜人ヤプー・リリスの帝国編”第32話・第33話☆
☆第32話☆Το κατα ΡΙΝ Ευαγγελιον.β´
(ト カタ エウアンゲリオン デュオ・鱗一郎の福音書2)☆
☆第33話☆ΣΑΒΒΑΤΑΝ(サバトン 休日)☆
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