ACT2“真・家畜人ヤプー・リリスの帝国編”第18話、第19話
隙間のある城壁が都をめぐらしている。
深い都が2方をとりかこむ。港への
入り口には船がひしめき、右も左も岸辺には
船が並び浮び、屋根の下に保護される。
そこにはまた市のたつ広場があり、なにかしっかりと
ポセイドンの神殿が大きな角石の上に立つ。
広い建物はすべての船の策具、予備の帆、手綱を納め、
滑らかなかいもそこで造られる。
われらパイアケス人には弓も矢もいらぬ。
ほほばしら、かい、堅牢な船だけが関心の的。
波風さわぐ海を渡るのは楽しい。
ゼウスに親切なアルキオス王の宮殿は
空の明るい太陽や月のように輝くばかり、
敷居から中へ銅の壁がつづき、上は
紺青の鋼の明るい蛇腹をかぶせている。
入り口は純金で鋳たドアで閉じられ、
銀の鴨居が銅の敷居の上におかれ
側柱は銀、輪は金で出来ていた。
ホメロス「オデッセイア」より。王女・ナウシッカァの歌。
原文・2001年2月3日。絵・文の写し・2004年8月 製作。
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