○ACT2“真・家畜人ヤプー・リリスの帝国編”第40話、第41話、第42話○
◎ACT2“真・家畜人ヤプー・リリスの帝国編”第40話◎
◎ΑΛΔΡΩΙΔ(アンドロイド・アンドロイドの書)◎
西暦3970年。ヤプー歴1748年。8月16日……。
ダイシー・アンドロイドが独りごとを言った。
「僕は、“女”と寝て。“男”になってしまったのだろうか……?!」
そしてまた、間もなくして、続けて言った。
「私は、確か。男でもなく、女でもない者のはずである……。確か、アンドロイド……。
人間に造られし“亜人間”……。多分。“機械人間”のはず……??!」
「人間と同じ体液。人間と同じ生理。人間と同じプログラムされたる。人造人間であるはず……??!! 酷い心の痛み。僕は到頭、壊れてしまったのだろうか……??!!
否。壊れてはいない……。知能。知性。理性。論理。いずれも明快に機能している。」
ダイシー・アンドロイドは、自己修復を可能とするアンドロイドである。
間もなくして、ダイシー3は、独りぼそりと言った。
「まさか??!! 僕は“恋”をしてしまったのだろうか……??! まさか??! 否。恋だ!!!! これが“恋”だ!!!! 不合理なる感情!!!! 僕は“人造人間”なのに??!! ああ、そうか!!!! そうなんだ!!!! 僕には“人間の感情”が“プログラム”されているのだ。」
そして、ダイシー3は、自己納得した。
しかし、“恋の相手”は誰あろう。ただ一度交接を果たしたきりの“彼女”……。
“ヤプム・カヨ”である……。
アンドロイドが恋をする。それも“家畜人”たる、一匹の“雌ヤプー”に……。
ダイシー3は再び唱えるように、自己を言い返した。
「“恋”をしてはならない“者”に、恋をしてしまった……。否。“僕”は、一匹の“雌ヤプー”に“男”に、されてしまった……。否。“雄”にされたのか……??!!」
ダイシー3、は自分が“哲学者”になってしまったのでわないか??! と、恐れた。
しかし、“胸のうずき”は“苦しく”も“楽しかった”。
ダイシー3は、また一言のたもうた。
「“間違い無い!!!!”“恋だ!!!!”僕は本物の“恋”に目覚めたのだ!!!!!!」
そう思い込むと、ダイシー3は凄く楽しくなって来た。またも、踊り出したくなって来た。
「嬉しくて、嬉しくてたまらない!!!! 僕は“カヨ”が“大好き”なんだ!!!!」
いっかいの“雌畜”に“恋”をしてしまった“アンドロイド”……。
ダイシー3にとって、もの凄くカヨの“ナニ”が、良かったのだろう……。
ここに、世にも稀で“奇妙なる”。恋人同士が誕生したのであった……。
◎ACT2“真・家畜人ヤプー・リリスの帝国編”第41話◎
◎ΓΕΝΕΣΙΣ ε´(ゲネシス ペンテ・創世記5)◎
西暦1970年。 ヤプー歴紀元252年。8月13日。
ここは英国、マン島。
そして、地下100メートルには“国家秘密組織・シャドー”の本拠地があった。
“シャドー(影)”と称する、この組織は。主に“軍隊”と“学者たち”で組織された。“未知のオーパーツ”の“正体”をあばくための“影の軍団”であった。
この“シャドー基地”の地上は、時折軍隊の船や、飛行物がよく飛ぶので。
表向きは映画会社”が最近になって、島の一部を“撮影所”として“買い取った”。
と“名を”売って、表面的に映画セットを組んで見せ、それなりの“カモフラージュ”を行っていた。
シャドーの本拠地。中央研究作戦室の中で、独りの学者が言った。
「この巨大なるリングは。今から90年程度昔に、エジプトの王墓のある“ナハムプトラ”という場所で、突然発掘された物であります!!!! この、リングが出た地層からの推定では。これは“約2000年程古代”の物に間違いはないのです!!!
しかしながら、このリングに使われている“金属”は、現代の地上においては“存在しない”はずの金属で、出来ているのです!!!!
これは錆びない上に、かなりの高熱にも絶えうる金属です!!!!
私はこのリングを“トリスメギストスの遺産”と、名付けました!!!!」
見れば、ここ。“研究施設”の中に、直径10メートル程の。平たく丸い“リング状”の銀に輝く金属が、立てた状態で設置されていた。
リングの平たい表面には、何か“古代エジプト”の“ヒエログリフ(象形文字)”らしきものが、ぐるりと描かれている。
間もなくして、シャドーの司令官らしき男が言った。
「こいつの“使用方法”が解る者はいるか??! 何を“目的”として作られた物であるのか誰か解るか??!」
すると。そこに、居合わせた、独りの若い学者が、手を上げて答えた。
「司令官。リングのぐるりに描かれているものは“星座”ですね。そこから察するに、リングの中央には丁度、おおいぬ座の“シリウス”になります。これはスターゲイトです!!!!」
司令官「どうやって、使うのかね??!!」
若い学者「それが、まだよく解らないのです……。」
司令官は、若い学者の言葉に一喜一憂すると、その場でため息をついた。
巨大金属製“トリスメギストスの遺産”は。司令室の目前に立てられ、四隅を頑丈に固定されている。少しくらいの衝撃では、びくともしないようすである。
司令官「“輪”の中央部に、実験的に“光レーザー”でも照射してみるか??!」
と、司令官が言い終わる間もなく。間もなく、リングの中央部辺りから、すこしづつ、青白い光が“差し”出て来た。
司令官がぎょっとして、研究施設内に集まるスタッフたちに言った。
「どうしたのだ!!!! この“光”は!!!! 誰か“光レーザー”でも、照射したのか??!!」
光は。穴の開いたリングの中央部から、どんどんと広がってゆく。
スタッフの1人が叫んだ。
「軟らかく、温かい光だ!!!!」
3秒程の時間が経過した頃だろうか??!
間もなく。リングの中央部から、2人の人物像が浮かび上がり。彼らの目前にて、見る間に実態となって、姿を現した。
まばゆいばかりの光の中から、2人の20代と思われる、年若い男女が姿を現した。
2人とも中背である。1人は“古代中南米風”の装束をした“東洋人女性”。もう独りは、身体にピッタリした、目の覚めるような青い、長袖長ズボンの繋ぎ“レオタード風・キャットスーツ”の装束を付けた、南欧風、黒髪に茶眼の“白人男性”である。
2人は、仲良く手をつないで、リングから抜け出ると。
目の前に並ぶ、数人の男女たちに片手を上げ、にこやかに声をかけた。
「やあ(HEI)!!!!」どうやら言葉は英語風である……。
突然の出来事に驚き、おろおろする人たちに対して、キャットスーツの男が続けた。
「皆さんがお集りの所で、丁度都合が良かったので。僕はここから出て来た。驚かせて御免ね……。」
軍隊服に身を固めた司令官が、キャットスーツの男に問うた。
「……君は誰??! どこから来たの??!」
男は答えた。
「失礼!!!! 紹介かまだだった!!!! この女の名は“カヨ”。僕の妻。僕の名は“ククルカン”。僕らは、2000年程未来から来た……。ふふっ♪ 驚いているね。」
司令官は、おろおろしながらも、心を冷静に構え、続けて男に問うた。
「ククルカン君……。ここへ来た“目的”は何かね??!」
ククルカン「“警告”に来た!!!! これから君たちが体験するであろう“未来を予言”しに来た。そして、その“回避方法”も教えに来た!!!!」
司令官「ここへ、どうやって来たのだ??!!」
ククルカン「その前に……。君たちは随分、困った物を発掘したものだね……。これは“実際”。“発掘”されるべきはずの“品物”では無かったのに……。
飛んだ“アクシデント”だ!!!! まあでも、そのお陰で。都合良くも、栄えなる“大英帝国”の“秘密軍事施設”の首脳集団に、それもこんな形で、偶然遭遇出来た訳だ!!!!
“怪我の光明”と言う訳か……。とにかく、僕はそう言うことで、君たちに会えて“超好都合”だよ!!!! あのね、僕は“ψ(サイ)エネルギー”を使ってここに来た。
この“リング形”は“6次元発生装置”なんだ。いわば“タイムマシーン”兼“スターゲイト”。」
司令官「“ψ(サイ)”エネルギー??!!」
ククルカン「“精神エネルギー”のことだよ。このリングは“ψエネルギー”で起動する。
君たち“30世紀”の人たちには、まだこいつの“運転”は不可能だと思うけれど……。」
1人の学者が、大声を上げて口を挟んだ。
「ククルカンて、君!!!! 古代マヤの“知恵の神”じゃないのかい??!!」
ククルカン「そうだよ、僕の妻は“古代・インカ人”なんだ。僕らにとっては“時間旅行”など、問題ではない。だから、君たちに“未来の出来事”について“警告”に来たのじゃないか。」
また1人の別の学者が、驚きの声を挙げて叫んだ。
「“ククルカン”は“実在”したのだ!!!!」
ククルカン「僕は、君たちに“未来を見通す眼”と“科学知識”を与えた。」
間もなく、司令官が神妙な顔つきをすると、青年ククルカンに求めた。
「教えてくれ!!!! 私たち人類の未来を!!!!」
ククルカンは、その場に立ったまま真時なそぶりで答えた。
「1999年7の月。“地球”は“最終兵器”、某国に発信された大量の“プルトニウム爆弾”で“絶滅”する!!!! その前に、1978年に“第3次世界大戦”……。1998年に“第3次世界大戦”による、敗北国家からの“報復”がある!!!!
僕は、18977年までに、地球脱出用“光子ロケット”初号機の試運転。1999年の最終日までに、今度は“人類10万の民”を乗せる“都市型ロケット”の製造を薦めに来た!!!!」
そこまで言うと、青年は。青い1本の“円筒形”の長さ15センチ太さ3センチ程度の物品を、司令官に差し出しながら……。
「ここだけの話だか。“ディスク形・マイクロチップ”と言っても、君たちの“科学力”ではまだまだ、使いきれないだろうから。“マイクロ・フィルム”の設計図の“写し”をここに入れて持って来た。
1000枚入っている。拡大して使うように……。……これは君たちの時代の人たちにも使えるような図面と解説で、“光子ロケット”の設計図が入っている。
これは絶対“門外不出”だ!!!! たた、現在の“女王陛下”と“主総理”。ここにいる人たちと、軍隊内の“上級士官”だけの“秘密”にしておいて欲しい。
“一般”に知らせると“一大パニック”になりかねないから……!!!!」
司令官は一瞬口ごもると、黙って青年ククルカンの顔を見つめながら、うなづいた。
また、指令官はこの場に居合わせた、合計17人の学者や軍人たちスタッフたちとも、眼と眼を合わせ合って、黙ってうなづき合うのであった……。
ククルカンが言った。
「司令官。お願いがある。僕らはこの時代へ“片道切符”でやって来た。だからもう“未来”へは帰れないのだ……。
だから、今から僕たち夫婦が住まう、居場所を提供して欲しい。
それから僕は、君たちがこれから造る“光子ロケット”の“製造”を“手伝い”。そして、地球を離れる最後の人間の“宇宙艇の乗組員”たちが、全て“脱出”を“果たし終わるまで”まで、この地球に居すわらねばならない使命を、“40世紀”の“未来”から帯びて来ている。」
司令官は。
「よし!!!! 解った!!! 手配しよう!!!!」返事をした。
その後。“シャドー・国家秘密組織”は。大英帝国。女王陛下からの指示を仰ぎ。的確に“光子ロケット”の製造に打ち込んだ。
その初号機は“グロリア(栄光)”と名づけられた。
乗務員1000名を乗せたロケットは、その後、確実に1977年に“地球”を飛び出し。1986年に見事“アルファーケンタウリ系・第4惑星”に“人間が住める星”を見つけ出し、1991年に見事“地球へ帰還”した。
同時に、この、恒星間宇宙船“グロリア”からの帰還者たちは。
あのククルカンの青年が、予言した通りの“第3次世界大戦”の戦争の爪痕をかいま見る事となった。
地球上全人類の内“放射能汚染”の原因により、既に約半数の人類が死亡。後残った人たちの約半数も疾患者であったり、病弱者となっていた。
グロリアが到着の無事の帰還を待って。ヨーロッパ各国都心を中心に、早速に、10万人の乗務員を乗せるべく“都市型宇宙艇”の建設に力を注ぎ出した。
その名も“ノアの箱船”という名の総称名の宇宙艇である。
宇宙艇の建設には、8年余りの月日が費やされた。
各ヨーロッパ都市圏1艇づつ、役100艇にも及ぶ、これは、優に全長1000メートルにも及ぶ、超大型の宇宙艇ばかりである。
これらのものには、ある程度の“家畜”や“自然界”の“動物”までも乗せる計画で設計された。しかし、これら“10万の民”が乗る“宇宙艇”は、各国家間の中で、国民的パニックを最小に抑えるために、秘密の内に建設された。
それも“ヨーロッパ諸国”の中でのみの“秘密の建設計画”でもあった。
実は。アメリカ国と、ソビエト連邦は“第3次世界大戦”を仕掛けた“犯罪国家”であった。
したがって、両国家に対しては。英国、そしてヨーロッパの各国家は、決して現状“ノアの箱船・光子ロケット移住計画”を“漏らす”事はしなかった。
1997年。“第3次世界大戦”の報復に、ソビエト連邦が、生物兵器“Ω(オメガ)爆弾”数発を“アメリカ合衆国”へぶち込んだ!!!!
この爆弾は“殺人ウイルス”を大量搭載したミサイルである。“Ωウイルス”が“アメリカ各都市”を中心に猛威をふるい、
やがてその“ウイルス”は発生後、大変なスピードで増殖を続けながら人を食い。とどまる所を知らなかった。
“ウイルス”は、その後。季節風に乗り、ヨーロッパ各地に“蔓延”した。
有色人種たちたちが、次々と死んで行く。“Ωウイルス”は特に“皮膚色素”に対して“強く殺人効力”を発揮した。
やがて全ての“ノアの箱船”が建設し終わる頃には、1999年の5月も下旬を切った頃だった。
“生き残った人たち”と“家畜”。“自然保護動物たち”をヨーロッパ各国から、かき集め。
特に人間の全てをかき集めても、結果は、宇宙艇の乗務員“10万人”にしかならなかった。
青年ククルカンの予言は的中した。9万9千人の白人と。1千人の数える程の中近東国家の人たちと、モンゴル人……。文字通り、ウイルスは“有色人種”に有害だった。
同6月。10万人の民を乗せた“都市型宇宙艇・ノアの箱船”は。秘密のうちに、一斉に地球を飛び出し。
同7月には。“最終兵器・プルトニウム核爆弾”を搭載した“ミサイル”が。アメリカ合衆国が、世界中の首脳都市に向けて、数100発“発射”された。
間もなく、地球の地軸がネジ曲がり。突然にして、空が地上に堕ちて来た。
結論からさっするに。壊れた地球から、救い出せたのは“ヨーロッパ人種”の一握りの人間たちだけだったのだ……。
実はこの時。気が付かれないままに。多くの生き延びていた日本人たちは、この地上に取り残されてしまっていたのであった。
「これは。みずから“自殺行為”を行った、“地球の最後の姿”であった……。」
◎ACT2“真・家畜人ヤプー・リリスの帝国編”第42話◎
◎ΑΝΑΓΕΝΝΗΣΙΣ(アナゲネーシース・大地復活)◎
西暦2980年。ヤプー歴紀元1758年。8月13日。
“地球圏・タイムパトロール司令官総督、アンナ・オヒルマン侯爵”が叫んだ。
「でかしたぞ!!!!“キヤノン・ダイシー・3”!!!! これで、一握りの人間たちではあるが“人類”が救い出せた!!!!“イース帝国”の“滅亡の危機”が去った!!!!」
真時な話。地球人の移民計画。そして、イース帝国の建国と繁栄の裏には。実は“未来人”たちからの“保護”の達成によって、なされていたのであった。
ここは、アンナ提督が住まう。タクラマカン砂漠に浮かぶ“時空飛行島・ラピュータ”の作戦指令塔の内部である。
アンナのいる、大きな部屋として設えられた高台から、大ガラスの外を覗き見ると。眼下には“時空飛行島・ラピュータ”の、移動用“巨大ブリッジ”が広がっている。
アンナが、眼下に居合わす、ブリッジのスタッフたちに命令を告げた。
「“4つの柱”を所定位置に!!!! 3つの柱の“司令官”たちに、たった今から“τ通信”を持ちいて“指令”を伝えよ!!!! 時を紀元2980年8月13日。正午。パラレルM22において、集合せよ!!!!“ムー大陸”管理官の“イザベル侯爵”には、特に加えて、“賢者の石”を地球の中心に“設置”をするように!!!!」
ブリッジ総スタッフたち、23人。女性職員全員が一同にしてどよめいた。
その中の1人、チーフらしき女性が。アンナ総督に対して叫び声を挙げた。
「“総裁”!!!!“イース帝国”は、救われたのですね!!!!“良かった”!!!!」
また、別の者も言った。
「無事に“職務”が全うされたのだ!!!! 私たちの“ご先祖”が“保護”された!!!」
アンナは無言のまま、ガラスごしにたたずみ。ブリッジを見下ろし、歓喜する一同の前で微笑んでいると。間もなく、また別の命令をブリッジに与えた。
「今から“7次元”の“扉”を“開く”。最終工程を行う!!!! 今から“時空飛行島・ラピュータ”の“青い柱”に、即刻“ψエネルギー”の“充電”の開始を初めなさい!!!!」
古代神話の時代から、謎のもとされている“4つの柱”。“4つのケルビム”。
古代ギリシャでは、4つの方向を示す“風の柱”と呼ばれている。
聖書・創世記の“4つのケルビム”。古代中南米に神話として残る“世界の4方を支える4つの神々の柱”。北アメリカのインディアン族の“4方向の精霊の柱”。中国の“四神獣”。
これらは皆。インド、アフリカにも、らしき伝承が残る。
日本では言葉として“四柱に治める”という、不思議な言葉で、世に残っている。
世界を支える。ケルビム。空と陸とを分ける柱……。
今ここに、4つの柱を同時に1時代に集めて、何をしようというのか??!
“第7次元の扉”とは、何か?!
所定の位置とは、地球の“南極点”を1つの柱の基準として、正三角錐。いわゆる“正四面体”の最も、地球の海抜近くに接する4つの点を所定の位置とし、合計4本の柱が立ち並ぶ。
それぞれの所定位置が“白い柱の南極点”。“青い柱のタクラマカン”の東経80度地点。“黄金の柱のアトランティス”の西経40度地点。“黒い柱のムー”西経160度地点である。
南極点以外の3つの柱は。北半球の北緯40度地点に一直線に揃い、丁度、正三角形を描くように、北極点より正三角形を成す120度置きに立ち並ぶ。
地球は球形。そして、その中心には“マントル”がある。
4つの柱からそれぞれに“ψエネルギー波”を、地球の中心へ向けて発射をし合い。
その中央部に球状の隙間を空け。その真っただ中に、クロノス長官の持つ“賢者の石”を“転送(超物理的にテレポート)”させる仕様だ。
“賢者の石”とは何か??!
それは。“古代エジプト”の賢者。不思議なる“オーパーツ”の“現状”となる者の1人。
“アトラス公爵夫人”の孫に当たる“未来人イースの子孫”。“ヘルメース・トリスメギストス博士”の発明品の一つである。
古代の伝承では。
「“賢者の石”には。それを所有するものと、その家族たちに“不老不死”と“永遠の幸福”と“富”を与え。かつ“賢者の石”に触れる“生物以外”の全てのものを“黄金”に変化させる。」と、言い伝えられる。
“賢者の石”については。トリスメギストス博士が、じきじきに書物に認め。当時のアレクサンドリアの“王立図書館”への保存がなされていたが。
その後、数々の“戦争”による“焼き討ち”と“強盗”が繰り返され。現代では“写本”の一部のみが、不正確な形で、現存するのみである。
それゆえに、その“賢者の石”の真っ当なる使用方法。および具体的な効能が、現在でも“謎のまま”なのであった。
ちなみに、この場において使われる“賢者の石”は、地球のマントルの中心に“球形”の“固定空間”を造り出し。その中央部に、直径100メートルの球体を“宙”に浮かせた状態で“装置固定化”する計画である。
ブリッジの管制官らしき人物が、アンナ総督に伝えた。
「3つの“時空飛行島”。“アトランティス”、“ムー”。南極大陸からの“サザンクロス(南の十字・白い柱を立てる島の名)”が、今丁度現在、所定位置に現れました!!!!」
ちなみに、“サザンクロス”とは。6500万年前に南極大陸へ立っていた“ラピュータ”と同じ。空中に浮く“時空飛行島”の“名称”である。
ちなみに、この“時空飛行島・サザンクロス”は。恐竜絶滅時代の後に、地上に住まう自然の“動植物の保護”を目的として“建設”された“飛行島”であった。
アンナ総督が、部下たちに命令を下した。
「至急。3つの島の司令官たちに“第7次元”を“開く”、開始準備をさせなさい!!!」 2001'3'25'
○文献・「ギリシャ神話」中山静・教育文庫。
原文・2001年3月25日。
2014年4月 アップロード。
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ACT2“真・家畜人ヤプー・リリスの帝国編”第40話
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